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あの娘ぼくがブログ書いたらどんな顔するだろう

3歩進んでは2歩下がってしまう25歳ゲイのブログ

東京レインボープライドに参加して気がついた「ゲイに対する同族嫌悪」

ゴールデンウィークも終盤に差し掛かった昨日、TOKYO RAINBOW PRIDEに遊びにいってきた。(LGBTの認知や権利向上のために道路をパレードするあれ)パレードだけではなく代々木公園で協賛企業やLGBT団体がブースを出したり、ステージではパフォーマンスが行われたり、お祭りのように盛り上がっていました。

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実はこのイベントに初めて参加した大学生の時、ものすごく違和感と居心地の悪さを感じた。最初その原因はイベントの趣旨と実際の客層があっていないことが原因だと思っていた。多様性の認知を求めているイベントにも関わらず参加しているゲイの過半数が女装子やガチムチ半パンのテンプレゲイばかりで「これではゲイのステレオタイプをただ助長するだけじゃないか!」と怒りを感じたのだ。しかし冷静に考えるとゲイの60%がテンプレイカホモなのも、女装がゲイカルチャーなのも事実なのでプライドに参加する層がそうなるのも至って自然。

それを理解していてもこのイベントに対する違和感は続いていた。ある時この違和感を正直に言葉にすると「こんな色モノたちと俺を一緒にしないでくれ」なんじゃないかと気がついた。結局僕は同族嫌悪から従来のゲイカルチャーへ嫌悪感を持っていて、それが原因で女装やテンプレのイカホモや虹色のグッツがストレートに飛び交う場に居心地の悪さを感じていたんだとおもう。


「普段は違う場所で、違う活動をしている様々な背景の人々が、たった一日だけでも一体となり楽しみ、触れ合うことにより多様性の理解を助長し、より暮らしやすい未来を作る」というこのイベントの趣旨は素晴らしい。その趣旨に沿い、一般に受け入れられようとアレンジされたマイルドな外見の芸のないゲイではなく、二丁目で実際にショーを生業にしていて人を楽しませるスキルのある女装子が壇上にあげるのも非常に自然なことである。

僕だけがゲイじゃないのだ、女装子の人もイカホモもみんなゲイ。「あの人たちと一緒にされたくない」「ゲイがそんな人たちばかりだと思われたらいやだ」なんて思うのはなんだかあまりにもエゴ全開だし余裕がないように思えた。今さらっと「思えた」と書いたがそう思えたのは実はつい最近だ。

そんな自分の自己嫌悪を自覚した上で今年もう一度TOKYO RAINBOW PRIDEに遊びに行ってきた。非常に楽しかったです。Perfumeのフリコピの人がひたすら一人で踊り続けていたり、企業ブースでは様々な工夫を凝らした出し物が出ていた。個人的にはNetflixのこのOrange is a new black(LGBTの間で人気のTVドラマ)のオフィシャルっぽい画像が撮れるフォトブースが好きでした。虹色のNetflixメガネ洒落てたなー!モザイクかけたらちょっとホラー。f:id:cosmic333:20160508184956j:image

すごく楽しかったけどひとつ新たに気になることがあった。それは「虹色ビジュアルの圧倒的ダサさ」だ。多様性の象徴ということで目につくものすべてが虹色まみれになるこのイベント。虹色は目を引く綺麗な色だが使い方を気をつけないと絶望的にダサいし目がいたい。本当にこれ着たい?と思ってしまうようなダサい全面虹色のTシャツやタオル売るのはやめようよ。並んでいるグッツを見て強くそう感じた。その点NetflixやGAPのグッツは虹色の使い方がスマートでクールでそれだけで好感が持てました。(いいクリエイティブディレクターがいるんだろうなあ)

ビジュアルイメージは理屈を超えて感情を刺激できるいい武器なので、もっとうまくつかえるといいな。まだ素直に受け入れられない人にも「LGBTってまだ理解できないけど、なんだかかっこいい」と好感を持ってもらえる力がクリエイティブにはある。偉そうなのは重々承知でそう強く思いました。

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去年からLGBTのワーキンググループが発足されて自分の会社も来年からブースを出す話がでている。うまい具合に盛況している企業ブースをみて自己満足や社会貢献の観点だけじゃなく、会社としてやるからには会社のビジネスをうまく絡ませたいなあと思った。



ノリマキ