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あの娘ぼくがブログ書いたらどんな顔するだろう

3歩進んでは2歩下がってしまう25歳ゲイのブログ

Taylor Swiftの音楽性【アルバム「1989」レビュー】

音楽

端整なルックスと抜群のポップセンスで
今や時代のアイコンとなったテイラースウィフト
彼女の直近、2014年にリリースされたアルバム1989」
リリースからわずか9週で、
2014年の全米アルバムセールス最高記録を達成し
その年に最も売れたアルバムに認定されています
(ちなみに2014年に全米で300万枚のセールスを超たアルバムは、「1989」と当時
世界的に大ヒットを飛ばした映画「アナと雪の女王」のサントラの二枚のみ)
さらにこの「1989」は翌年2015年上半期の全米売り上げでもNO1になっています

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CDが売れない、現在の音楽業界の状況など気にも留めずに
颯爽とスターダムを登りつめていく彼女
しかし彼女が証明してきた数多くの功績とは裏腹に
世間の彼女に関する評価はきびしいもののように感じます

「すぐ元彼のこと歌にするひとでしょ?(こばかにしてる)」「テラスハウスの曲のひとでしょ(暗黒微笑)」「洋楽好きって言っといてテイラースウィフトしか聴いてないやついるよな(あざわらい)」「テイラースウィフトって女子供向けの歌手だよね(見下し)」

彼女は恋多き乙女らしく熱愛と破局を繰り返してはその奔放な行動が
世間のバッシングの的となり「恋愛ばっかりで中身スカスカな安い女」
というパブリックイメージはすっかり定着している

しかし、世間はあまりにも彼女のゴシップに執着しすぎではないか?
肝心の彼女の音楽性については語られる機会が少なすぎるのではないか?

そんなボクも彼女については流行りの女子向けポップスくらいにしか捉えていませんでした、しかし「1989」をApple Musicで聴いたときクオリティーの高さに驚き
テイラーの音楽に向ける真摯な姿勢をひしひしと感じ
これを流行りの安い音楽で括るのは間違っていると確信しました

1989、ものすげーアルバムです!本日はその魅力をまとめてみました

  1. アルバム全体の統一性
    テイラースウィフトといえばカントリーミュージックですが
    前回のアルバムからは脱カントリーをしてポップスに舵を切っていました
    テイラーのポップスアルバムかあ、
    どうせどっかで聴いたことあるようなインパクトがあって
    キャッチーな曲の詰め合わせでシングルカット集みたいな
    アルバムになってるんだろうなと予想してたのですが
    1989は全体が80年代風の音に統一されているコンセプトアルバムであり
    1曲目の「Welcome to New York」から16曲目の「New Romantics」が奇跡のような曲順で構成されておりアルバム一枚通してきけるようになっています。捨て曲なしの全曲本気です

  2. プロデューサー陣
    アルバム最初にふさわしく期待を煽る「Welcome To New York」
    可愛さの中にも焦燥感と不安を煽るエモーショナルな「Blank Space」
    何回聴いても飽きないシンセの音が最高な「Style」
    サビの言葉遊びが聴いてて心地いい「Out of the Woods」
    どれも耳に残る親しみやすいサウンドなんだだけど深みがあるっていう
    キャッチーをただのインパクトの勝負だとはき違えていない
    POPSを真剣に真面目に取り組む姿勢がどの曲からも垣間見えて感動します
    それも納得でこのアルバムのプロデューサー陣がすごいんですよね
    あのブリトニーやBSBなどに曲を提供し90年代のPOPSの時代を作った
    ”Max Martin”をエグゼクティブプロデューサーに迎え
    近頃ではAdeleの「Hello」や「Water Under The Bride」を手がける”Greg Kuristin”、マルーン5やレオナ・ルイスの「bleeding love」の大ヒットを作成した”Ryan tedder”、FUNのメンバーでSt.Luciaなどにも楽曲を提供する”Jack Antonoff”などPOPSに真摯に取り組む人を集めたんですね。もうこの布陣から彼女の「1989」に対する本気度が見えます

  3. 彼女の野心
    これは「1989」に限ったことではないと思いますが
    彼女、何回彼氏のことをネタにされようと世間から自分の音楽を
    馬鹿にされようと徹底してそれをはねのける自信がすごいんですよね
    もうゴシップややっかみも自分の名を売るために利用してます。
    だから元彼のことをわかりやすく曲にするのも絶対にやめないし、このアルバムの「Style」って曲も、ぜってーハリースタイルズのこと歌ってるんだなって彼女のことあんまりしらないボクでも察せます。この突き抜けた野心は「キリストよりも有名にならないと満足できない」と名言を残しているマドンナにも通じるものがあるなあと。もしかしたらテイラーもその突き抜けた野心と変化を恐れず時代を読む才能でマドンナと同じくPOPSのレジェンドになるのではと「1989」を聴いて彼女のその可能性になんだか期待してしまいました

POPSって音楽の中でもぞんざいに扱われやすいジャンルのように思う
音楽的な素養がない人にも「なんかいいなこの曲」って楽しんでもらえるように
わかりやすく打ち出して、加工して、切り取ってキャッチーにしていく作業
これができるのはごく限られたプロフェッショナルだけではないか
POPSはその「キャッチーさ」が大衆への「媚び」に誤解されがちだ
そんな誤解をしている人にこそ、テイラーの「1989」を聴いてもらいたいな 

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偉そうに書きましたがボクがテイラーの「1989」を聴きはじめたのは
つい1週間ほど前のことでしてそれまでは正直バカにしてたんです....


テイラーに謝罪もしました
何度も言いますがバカにしてる貴方にこそ聴いてほしいです

 

ノリマキ