読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

あの娘ぼくがブログ書いたらどんな顔するだろう

3歩進んでは2歩下がってしまう25歳ゲイのブログ

スカート「CALL」| アルバムレビュー

音楽

先日発売したスカートの3rd Album「CALL」。職場の近くのハイソな「六本木TUTAYA」にはアルバムが置いていなかったので(ここのTUTAYAに欲しいものが置いてあったためしがない)iTunesで購入。けど大失敗だったなあ、きちんとCDを買って歌詞カードを見ながら聴きたかった。けど歌詞カードがなくても問題ないくらい澤部渡という男は言葉を大切に扱うことがわかった。彼はエモーショナルに声を喉の奥から捻り出すときでさえ、丁寧な発音で確かに歌詞を届けてくれる。

f:id:cosmic333:20160425154711j:plain

アルバム全体として、ボリュームが巣晴らしかった。すべての曲が3分程度に収まっていて12曲すべて聴いた後も「もう1周したいな」と思える情報量。ついつい何度も聴いてしまう。いい。あと澤部くんの明確な言葉の好みが垣間見えてうれしかった。バンド名の「スカート」や曲名で使われている「ワルツ」「アンダーカレント」「ストーリーテラー」「シリウス」など、なんだか懐かしくて触ったらひんやりとしそうな言葉が彼は好きなのかもしれない。

針のような痛みを見せたいあなたにも、たとえ季節に見放されても。
冬がゆけば春になれば呪文二つ唱えてひとりになった。
続かない言葉、脆い手の内、打算にまみれてしまうんだ。けどどうすればいいのかな。答えは見つからない

曲の隅々に散りばめられている孤独は、不思議と苦しくない。アルバムを聴いていくうちに、自分の中で澤部くんが「よだかの星」の「よだか」のイメージに重なることに気がついた。決して美しいはといえない容姿だが必死に必死に飛び続けてやがては夜空で青白く燃える星となる。あの「よだか」に、大きな図体で繊細に言葉を紡いでギターをかきならす「澤部くん」が重なるのだ。このアルバムでの彼の言葉選びやジャケットの色合いも不思議と「宮沢賢治」の世界観に通じるような気がした。

話は飛んでしまうけど、「澤部くん」は僕の高校3年生のときのクラスメイトの「山内くん」にも似ている。澤部くんと同じく大きな図体の彼。音楽好きなのだが、軽音部に入っているようないけている奴等の中では浮いてしまうので家でお父さんと一緒にベースをやっていると笑いながら教えてくれたあの山内くんだ。特に仲がいいわけではなかったが図書当番のローテーションが一緒だったので週1度昼休みに彼と一緒に図書室の受付業務をしていた。彼が持っているIpod Classicが裏にU2のサインが彫られている限定モデルだったのが異常にかっこよくてよくそのIpodでよく曲を聞かせてもらっていた、彼のベースを聞いたことは一度もない。スティーブンキングが好きという共通点があったのでなんかその話もしたと思う。彼は食いっぱぐれなさそうという理由で将来はレントゲン技師になると決めていたが、結局東洋大学の哲学科に進学した。今は何をしているのだろう。ベース続けているといいな。
---------------------------
さきほど、澤部くんのことを決して美しいとはいえない容姿と形容したのですが、世間的に「イケメン」というカテゴライズではないなということを言いたかっただけで、彼の容姿をトヤカク言うつもりはありません。個人的には聡明そうできりっとしたいい顔だと思います。

アルバムがすごくよかったので来月渋谷のWWWでやるワンマンにも行こうと決めました。対バンでは見たことだあるけど、ワンマンははじめてなので澤部ワールドはどうなっているのかとってもわくわくしています。

 

 

ノリマキ