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あの娘ぼくがブログ書いたらどんな顔するだろう

3歩進んでは2歩下がってしまう25歳ゲイのブログ

R.E.M【Night Swimming】 | 夏の夜の名曲

音楽

近頃、仕事から帰るときに「夏の夜のにおいがするな~」と思うことが増えた。昨日は少し肌寒かったけどね。夏の夜は昼間のバカみたいな日差しもなくて、ほどよいヒンヤリ感がきもちよくていいよね。夏の名曲は沢山あると思うけれど自分の中での断トツのベストはR.E.MのNight Swimming。もともとR.E.Mのファンなわけではないし、実は彼らの曲ってこの曲とEverybody hurtsくらいしかしらないんだけれど、それでも本当にこの曲が大好き。

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 www.youtube.com

 あるとき歌詞を調べようとしてたまたま目にしたこのブログの記事も曲と同じくらい好きでついつい繰り返し読んでしまう。

gil-martin.jugem.jp

ある意味、(元々の意味合いとは違っても)カレッジバンドというタイトルに違わない曲かもしれません。この曲は、ティーンエイジャーであったころの夏の想い出を回顧する歌です。大学に行く前の、それとも大学生低学年の夏休みの夜、彼らは湖に泳ぎに出かけます。森に囲まれた湖で水着など持っていない彼らは、裸で泳ぎます。もうすぐ9月。大学が始まります。ここで、この友人たちと一緒に時間を過ごすのは最後。そして、来年になればまた会えるかもしれないけれど、来年になればまた少し違った人になっていく友人たち。彼らには未来という希望と不安が待っています。その前に、彼らは残された時間を、自由を楽しむために、裸で水のなかに飛び込むのです(ちなみに裸で泳ぐことをskinny dippingと言います)。

こんな経験はもちろん、わたしにはありません。アメリカの田舎で育ってもいないし、湖にみんなで泳ぎに行ったこともありません。でも、なぜかノスタルジアに駆られます。本当は失われていないけれど、失われてしまったように感じるものを、切なく、懐かしく想い出している気になります。湖に一緒に行った仲間のなかには、もちろん自分が想いを寄せている女の子もいます。そう、この存在しない記憶のなかでは、わたしは少々不器用な男の子です。頭は悪くないし、もてないと言うわけでもないけど、それほど器用な少年ではない彼は、切ない想いと満たされない欲望を抱えながら、少し冷たくなった湖の水のなかを何も身につけずに泳ぐのです。そして、何年も経って、ずっとずっと器用になったけれども、何度も絶望と傷心を経験した彼は、あの水のなかで見た光景をいつまでも想いだすのです。あのときの自分を愛しく想いながら。

読んだ後、なんて名文なんだ!と感動してしまった。それ以降ずっとこの記事をブックマークに保存していて、思い出したようにたまに読み返す。この曲の世界観って、この曲のノスタルジアってこうゆうことだよなあ。このブログは2012.06.18以降更新がとまってしまっているのだけれど、もしかしたらまた更新されるんじゃないかといつまでもブックマークから外せずにいる。
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人生で一度だけ、夜のプールに入ったことがある。近所の在日外国人専用クラブのプールに忍び込んだ。悪いことをしてる自覚と水がくらくてもともと泳ぐのが苦手だったのも合わせてえらくどきどきしたのを覚えている。




ノリマキ