あの娘ぼくがブログ書いたらどんな顔するだろう

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Perfumeというカルチャー | 装苑5月号感想

装苑の5月号でPerfumeが「Perfumeというカルチャー」という特集を組まれて取り上げられていた。あまりに表紙の出来がいいのと、特集内容にも興味があったので購入。巣晴らしかったのでブログでも内容を少しシェアしたい。

https://www.instagram.com/p/BDe1t0uNkGN/

げっとん!

ハイファッション系の雑誌ということもあり、衣装のビジュアルクリエイションに関する言及が多かったです。Perfumeの衣装に関しては専門誌で語られることがあまりなかったので新鮮な企画。(衣装に関してはノベツマクナシさんの以下のブログ記事でよく考察されているのでぜひ装苑読む前に読んでみてください)

nobetsu-makunashi.hatenablog.com

雑誌内では服に対する知識がない僕にもわかる言葉でスタイリストの方がそれぞれの衣装のデザインコンセプトを説明してくれていました。彼女たちの衣装は基本的に、アーティスト写真用→MV撮影用→LIVE用とひとつの衣装をどんどん踊りやすいように軽量化し素材も通気性のいいものへとつくり直しているとのこと。三人も「何度も改良を重ねて、最終的にはステージで着たときに一番踊りやすくしてくれている」と衣装班をべた褒めでした。ほかにも、SXSXで「STORY」を披露したときの衣装。体の右側面が背景になじむ黒色になっていて、その視覚効果で体の向きを変えるとふっと消えたり現れたりするように見えるつくりになっているらしい。今まで強く意識していなかったけれど衣装も彼女たちのパフォーマンスを彩る大事なピースなんだと感じさせる特集でした。

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衣装以外にも演出家や映像監督たちがそれぞれの立場でPerfumeのビジュアルについて語っていました。中でも印象的だったのはPerfumeのデビュー時(3人が小学校6年生の時)から振り付けを担当しているMIKIKOさんが語っていたこの言葉。「彼女たちの年齢に応じて、そのときが一番輝く見せ方を作っていければいいなと思う、それはかわいさであったり、女の子であること、性別を売りにしない表現ということ」「日本はまだ女の人が若さを失うことはマイナスだという世の中。けど本当はそうじゃなくて年を重ねることは楽しくて、自分自身の財産が増えていくということ。表現にだって幅がでてくる」「3人がかわいくても、女性らしくても、それを売りにしない表現であること、それが3人の自信にもつながっていってほしい」

「年相応が素敵なことを肯定する」これはPerfumeというアイドルが発信していくべき重大なメッセージだなと思った。女性からも男性からも支持される「アイドル」という存在は自らの存在価値を女性性と若さに頼りすぎている。ある一定の年になると引退や卒業を強いられることがその証明だと思う。時々この「アイドルの卒業」が「現代女性をとりまく環境」を映している鏡なんじゃないかと思うことがある。可愛くて素敵な女性でも、ある一定の年齢を超えると恋愛の市場からはいないもののように扱われてしまう。女性はいつまでも女性という土俵にはいられずに、ある一定の年齢を境にお母さんだったり、ママという土俵に移らなくてはいけない。いい年を超えても「女性」という土俵にいる人は負け組みで痛々しいというレッテルを貼られてしまう現代。

Perfumeが「かわいさや性別を売りにしない表現」でいつまでもアイドルを続けることで、世間が年相応が素敵なことを肯定できるようになるきっかけになればいいなあ。3人が学生だった頃から見ている僕やファンの方がよく言うのが「最新のPerfumeが最高のPerfume」という言葉。いつだって最新の自分が最高の自分だ!と世の女性たちも胸を張って歩いていってほしい。
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書き始めたら当初とは違うところに着地してしまった。けど、いつだって昔よりも今がいいって言い切れたらかっこいいよね。年取っても「かっこいい」っていわれるようにがんばりたいな、まずは服のセンスどうにかしよう。笑

 

ノリマキ