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あの娘ぼくがブログ書いたらどんな顔するだろう

3歩進んでは2歩下がってしまう25歳ゲイのブログ

Perfume/表現者としての3人

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今朝は先日のPe
rfumeのスクールオブロックを聴きながら起床。「ちはやふる」の主題歌でもある「FLASH」が流れていた、かっこいいね。末次由紀さんも言っていたけど、中田さんはぴったりな曲を書いてくれたね。

FLASHというタイトルがまず秀逸!閃きや火花など、印象的な歌詞がものすごくメロディと物語に合っていてびっくりしました。Perfumeさんの歌声のピュアさと作りこまれたデジタルサウンドのマッチングに、昔と今を網羅するおおきなイメージを感じることが出来ました。大好きな曲です。

ドラえもん映画のタイアップ「未来のミュージアム」でも 「未来はなんでもない毎日の繰りかえしで作られる」というドラえもんの根底のテーマを汲み取って曲に反映していたし。中田ヤスタカという作曲者は作品のテーマやその裏にある筆者の思いを読み取る力が非常に優れている。学生時代は現代文が得意なタイプだよね。

こうしてPerfumeが新曲を出すたびにPerfumeの唯一無二な魅力を再確認する。高校生のときに1stオリジナルアルバムの「GAME」が発売され、友達と一緒に今はなき「横浜BLITZ」にチケット乞食をしにいったのをきっかけにPerfumeの大ファンになり、気がついたら8年も経っていた。「ポリリズム」でヒットし、散々一発屋で終わると言われ続けてきた彼女達だがこの8年間ずっと音楽業界の第一線を走っており、その勢いは今もなお止まらない。

Perfumeが好きですと言うと未だに「LIVE、口パクなのに行く価値あるの?」と聞かれることが多いのだが行く価値大ありです。エンターテインメントとしてレベルが高いし、単純に見ていてとても楽しい。中田ヤスタカの曲ももちろんかっこいいけど、歌詞の世界観を拡げる振り付け、それを表現する3人。歌手が「曲の世界観を伝えるために歌う」のであれば、Perfumeの3人は「伝えるために踊る」のだ。「声にはその時の感情が乗っていて、その感情が人を感動させる」そんな理由で表現の手段として、歌>踊りと捉えられがちな風潮がある。しかし、Perfumeの三人の踊り、表情にはきちんとその時の感情が込められておりLIVEではそれがビシバシと伝わってくるのだ。歌うことだけが表現ではない、彼女達は「歌う代わりに踊る」のだ。

売れ始めた時は歌わないことに対する罪悪感やコンプレックスからPerfumeの3人も自分達を「表現者」として認めることができていなかったように思える。「Baby Cruising Love」でMステに出た時に半分かぶせでパフォーマンスをしていたことやあ~ちゃんが中田ヤスタカに作詞をやらせてほしいと頼んだエピソードから、どうにかして自己表現の場を増やしたいと願う彼女達の切実な思いがうかがえる。

結果、現在PerfumeはかぶせでLIVEはしないし(曲によってはたまにやる)もちろん作詞もやらない。

作詞作曲もしない、振り付けもしない、LIVEでも歌わない。それでも今の彼女達には自分達がそれでも立派な「表現者」であるという自信がある。それは彼女達が15年間走り続けてきて、迷いながらも活動してきた結果だと思う。厳しい意見もあるが、しかるべき活動でファンを獲得して「3人の歌が好き!ダンスが好き!LIVEが好き!」という意見をもらえてようやく3人は自分達を表現者だと認めることができるようになったのだと思う。そして、その「自信」が「3人のパフォーマンス」を加速的に進化させている。去年のメトロックの「Seventh Heven」なんて見ていて鳥肌がたってしまった。メロウなダンスチューンで3人が醸し出す多幸感。歌い出し(0:28秒)のあ~ちゃんの表情と仕草が曲の切なさを倍増させているし大サビに入る前(3:38)の一瞬のタメ、心臓が「ググッ」って掴まれる感覚になる。見ている人にこれだけのエモーションを生む彼女達は、立派な「表現者」だ。

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ついにPerfumeについて書いてしまった。Perfumeの3人に関しては好きすぎて客観的に見ることができないので書くこともないだろうと思っていたのですが、書いてしまいました。そして最後にこぼれ話をもうひとつ。「Perfumeのフォロワーって誰一人として成功していないんですよね」といつかのラジオで前山田さんが話していた。アイラミツキやCupitronなど、「可愛い女の子にテクノを歌わせる」というPerfumeの表面のフォーマットだけを踏襲したひとたちがフォロワーとしてでてきたんだけど、現在誰一人活躍できていない。この事実はPerfumeが売れた要因が「可愛い子にテクノ歌わせてる」ことではないことを証明していると。彼女たちが小学生の時から培ってきたアイドルとしての基礎体力、表現力、そして三人のキャラクター。そういった「マンパワー」がオーディエンスを惹きつけて息の長い活動に結びついてると語っていて、その通りだなと思いました。

2003年に亀戸サンストリートで行われたLIVE。曲振りした「彼氏募集中」ではなく「スーパージェットシューズ」がかかってしまい必死に話をつなぐ彼女達と、それを見守るお客さんの動画。彼女達はブレイクに至るまで、そしてブレイクした後もこうした毎日をお客さんとともに積み上げて、大事にしてきたんですね、きっと。

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ノリマキ